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LVはリトルボイスの略

リトル・ボイス」という映画、何だかタイトルは昔聞き覚えがあった。
主人公の「LV」は、ひきごもりの女の子。しゃべるとyouに似ててカワイイ。
大好きだった父親が死んでからヒッキーらしくて、形見のレコードを後生大事にしている。
そんな彼女に比べて母親は憎らしいほど騒がしく、いやらしく、下品。
この性格の違いが映画ラストの大乱闘になるんだけど。
ストーリはかなり単純。感動のラストシーンが待ってるわけでもない。
原作はミュージカルらしいけど、映画にしたところで華やかさが残ってるわけでもなし。
取り立てて音楽がすばらしい!って訳でもない。
確かにLV役の女優、ジェーン・ホロックスの歌声は素晴らしいし、身のこなしはカワイイ。
だけど、歌えるはずのユアン・マクレガーも小心者の鳩愛好家にとどまってる。
もっと、みんな歌って楽しく盛り上げればいいのに。
って正直B級映画だなって思わざるを得ない。
一番いいシーンは、死んだ父さんの亡霊がステージに立つ愛娘を静かに見守ってくれてる姿。
ここだけはジーンと来ました。
そして、「LV」は本名ではなく、『わたしの名前はローラよ!』と言って母親を捨てていく場面。
そうだよね、本名はLVとは別だよね・・・と納得しつつ映画は終わったのでした。
by gogo-8030 | 2006-05-13 18:34 | 映画感傷